ヘナとは

ヘナはミソハギ科の指向花と言う植物の葉をすりつぶして得られる オレンジ系の天然染料です。

ヘナ古来よりインドや中近東では医療用や化粧用のハーブとして使用されてきました。またモロッコでは伝統的に髪のトリートメント、髪染め、手や足に模様を書くための染料として、ヘナは女性に愛用されてきました。

毛染めとして有名なヘナですが、一般のヘアカラーのようにはっきり染まるわけではなく、黒髪に使用した場合ははっきりと発色しません。染まるというよりも日に当たると赤っぽく発色する程度です。

傷んでいる髪には色がよく入りますが、痛みの少ない髪の場合色は入りにくいです。はっきり発色しなくても、ヘナにはトリートメント効果があるのでツヤのある髪になります。

ヘナの粉末また、ヘナ100%だけではなく、他のハーブとブレンドして使用したりもできます。
ヘナだけですとオレンジに染まるので、白髪染めにはインディゴ(木藍)とブレンドしたものを使用し、なるべく黒に近い色に染めます。また髪にいいハーブとヘナをブレンドして使うことで、ヘナの赤味を押さえたりトリートメント効果を高めたりすることもあります。

メモ:天然の身体に優しい染料として人気のヘナですが、まれにアレルギーを起こすひともいます。必ずパッチテストをしてから使用しましょう。また科学染料を配合した製品の方が多く販売されていますので、購入前に確認しましょう。